日本図書館協会選定図書
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コトバノチカラ
言葉の力
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体裁四六判・276頁
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刊行年月2005年09月
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ISBN4784212647
内容
子規、漱石の研究で知られ、俳句グループ「船団の会」代表を務める著者が折々に新聞、雑誌などへ寄稿したエッセイをここにまとめる。「ねんてん」と呼ばれる俳人でもある著者は流行語や新語を取り入れた斬新な言語感覚で「ニューウェーブ俳句」の第一人者として知られ本書でもユニークな視点が光る。
目次
<strong>境界的発想</strong>
三つの禁句/草花好き/柿の秋/いも談義/境界的発想/季節を生きる/度をこす/天の配剤/わが昼寝電車/月の頃のパフォーマンス/気まぐれの力/四十八歳の遊び/春風とあんぽんたん/句会のすすめ/裏道の薔薇/河馬的発想/自分のための仕掛け/言葉の動くとき/音読の力/春寒の夏目漱石/まちがいの前線/ともかく、やろう
<strong>木に寄る</strong>
木をくすぐる/木をいじめる/木を見上げる/木にもたれる/木に寄る/木のまなざし/死を畏怖する心/学校のトイレ/相互の作用/いじめの相互性/あなたも河馬に/木の意志、雨蛙の意志/高瀬川の夏/見上げればなお天高し/朝の人々
<strong>春雷の鳴った日</strong>
犬の力/きつねの孫のいるところ/世話になりながら/ぶらさがって梅見に/黴の発見/「はい」「はい」「はい」/あんパンがあれば/家の柿/取り合わせという冒険/春風に吹かれて/うっとりと雲を/梅雨晴れの青空のような/言葉はむつかしい/をばの坪さん/菜の花と高見盛/早春の甘納豆/春雷の鳴った日
十六の柿
境界の睡蓮/墓地が好き/紅葉とまじりたり/遠い松の木/雪の朝/菜の花のころ/半島と夢/夕日のかなた/十六の柿/一月、そして二月/雑木林の道/楊梅のころ
<strong>ハランボ</strong>
柚味噌の匂い/山葵の快感/たけのこと若布の炊いたん/山あいの岩津葱/下生えの木/永遠の茄子/夕日のかぼちゃ/子芋好きは女好き/俳句に似た牛蒡/蕪蒸し談義/豌豆ホテル/すいかを食べると/伏見の唐辛子/人参って常備薬?/蓮根堀りの不思議/ぽっこりほったり/あこがれの別世界/ハランボ/俳句の妙薬/誇らしい焼き芋/河馬舎の花見/三日目の蓮/月は待つもの/成るか、成らんか。/雲を眺める/ミルク金時/ミミズの声/しっぺ独楽/そよぐ鯛の花
<strong>河馬と甘納豆</strong>
楽しい辞世句/季語の風景 ─京都の季語から見えるもの/口ずさむ詩を/京の歳末/耳の句会/オバサンの智慧/七十円の文庫/子規と食べる日/河馬と甘納豆
紹介媒体
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読売新聞 朝刊俳壇
2005年10月3日
「新刊抄」コーナー
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國文學 解釈と教材の研究
2005年11月10日
栗坪良樹
「ブックエンド」コーナー