1947年生.龍谷大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学.現在,龍谷大学文学部教授.『新勅撰和歌集古注釈とその研究』上・下(思文閣出版,編著)「加藤磐斎の新古今増抄について-藤原定家の歌の注釈を通して-」(『和歌文学の伝統』,角川書店)「散佚私家集の研究序説-夫木和歌抄の場合-」(『王朝和歌と史的展開』,笠間書院)など.
定価
9,240 円(税込)
本体 8,400円
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定価
9,240 円(税込)
本体 8,400円
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体裁A5判・492頁
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刊行年月2005年11月
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ISBN478421271X
著者・編者略歴
内容
中世の文学や学問の特質の一端を考察し明らかにする。
目次
はしがき(大取一馬)
第一章 中世の学問
中世歌学秘伝の変容――雲伝神道の中で――(三輪正胤)
木戸家流藤川百首注について
――周桂抄所引正吉抄と京都女子大学蔵藤川百首注二本――(安井重雄)
洞門抄物とそのことば(来田隆)
第二章 中世の文学
〔第一節 和歌文学の研究〕
龍谷大学図書館蔵『俊頼口伝集』について(鈴木徳男)
室町時代の句題和歌
――永正三年五月四日杜甫句題五十首について――(小山順子)
〔第二節 物語文学の研究〕
枕草子の時空間――『古今集』摂取の一解釈として――(忠住佳織)
『夜の寝覚』における女君の行為「ふす」(松田美由貴)
章綱物語と増位寺――延慶本平家物語生成考――(浜畑圭吾)
女の日記に見る信仰のかたち――中古・中世の日記から――(宮川明子)
第三章 中世の作品の享受とその展開
足利将軍邸の蔵書(西山美香)
中世末期から近世初期にかけての十三代集本文について
――兼右本・雅章本の奥書・識語を手がかりに――(中條敦仁)
架蔵短冊資料点描(小林強)
「下絵百人一首注」翻刻と解題(万波寿子)
正信偈注釈書の出版史研究
――付 正信偈注釈書刊記集成――(日下幸男・万波寿子)