著者・編者略歴

きよた・よしのぶ・・・1920年8月、大分市に生れる。応集されて中支派遣軍に所属、湖北省京山付近の戦闘で負傷し内地帰還。陸軍病院退院後、広島高等師範学校入学。戦後卒業し中学と高校に勤務すること32年。非常勤で国立高専の教壇に立ち、1997年辞任。

内容

二十世紀は戦争の世紀と言われるが、片方、映画全盛の時代でもあった。本書は著者独自の人生経験、価値観や社会観で珠玉の外国作品85点を永年の熱烈な映画ファンの目で熱い思いを語っている。そこには二十一世紀を生きる我々に前世紀の映画を通して、今後の生き方を著者の人生観を交えながら、教えてくれる。そして、映像文化の中に人類のあるべき姿、進むべき道を語ってくれる。

目次

カリガリ博士
キッド
戦艦ポチョムキン
チャップリンの黄金狂時代
嘆きの天使
西部戦線異状なし
モロッコ
自由を我等に
街の灯
巴里祭
外人部隊
女だけの都
地の果てを行く
モダン・タイムス
望郷
舞踏会の手帖
大いなる幻影
格子なき牢獄
風と共に去りぬ
駅馬車
スミス都へ行く
旅路の果て
哀愁
チャップリンの独裁者
怒りの葡萄
市民ケーン
わが谷は緑なりき
カサブランカ
我が道を往く
天井桟敷の人々
逢びき
無防備都市
荒野の決闘
美女と野獣
海の牙
チャップリンの殺人狂時代
自転車泥棒
ハムレット
赤い靴
第三の男
女相続人
イヴの総て
サンセット大通り
陽のあたる場所
真昼の決闘
禁じられた遊び
恐怖の報酬
静かなる男
シェーン
終着駅
ローマの休日
地上より永遠に

エデンの東
理由なき反抗
大地のうた
鉄道員
翼よ!あれが巴里の灯だ
十二人の怒れる男
野いちご
戦場にかける橋
死刑台のエレベーター
灰とダイヤモンド
アンネの日記
処女の泉
サイコ
太陽がいっぱい
草原の輝き
ニュルンベルク裁判
アラビアのロレンス
博士の異常な愛情
アルジェの戦い
パリは燃えているか
俺たちに明日はない
ジョニーは戦場に行った
タクシードライバー
ディア・ハンター
ブリキの太鼓
クレイマー、クレイマー
プラトーン
紅いコーリャン
悲情城市
シンドラーのリスト
シン・レッド・ライン
プライベート・ライアン

紹介媒体

  • 大分合同新聞 朝刊

    2006年8月12日

    著者インタビュー

  • このエントリーをはてなブックマークに追加