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著者・編者略歴

北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学.現在,聖心女子大学文学部史学科教授.

内容

神道皇国主義を宣言しキリスト教禁制のまま諸国歴訪に出かけることになった岩倉使節団は、その後の明治政府の宗教政策にどのような影響を与えたのか、『米欧回覧実記』を中心とした使節団関係史料を読み込むことで検証する

目次

Ⅰ 岩倉使節団の出発

 1 維新政府とキリスト教対策
 2 情報収集と諸外国公使との折衝
 3 太平洋上の議論とアメリカでの新聞論争
 4 久米邦武編『米欧回覧実記』に見る宗教観

Ⅱ 岩倉使節団の歴訪と宗教問題

 1 留守政府とキリシタン問題
 2 ヨーロッパ歴訪と宗教観の変化
 3 『米欧回覧実記』編者久米邦武の宗教観
 4 文部省編『理事功程』に見る宗教関係記事

Ⅲ 岩倉使節団と信仰の自由認識の深化

 1 『明六雑誌』に見る宗教観
 2 岩倉使節団帰国後の信仰の自由政策
 3 日本の伝統と久米邦武の神道観

紹介媒体

  • 米欧亜回覧(米欧亜回覧の会)44号

    2006年9月20日

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