ブッキョウブンガクゲイノウ

仏教 文学 芸能

関山和夫博士喜寿記念論集

関山和夫博士喜寿記念論集刊行会 編

  • 体裁
    A5・1030頁
  • 刊行年月
    2006年12月
  • ISBN
    4784213287

内容

仏教芸能、説経文学研究の第一人者関山和夫博士の喜寿を記念して、学縁に連なる56名の論考を集める。

目次

融通念佛縁起絵をめぐって(赤井達郎)
『選択集』における諸行廃捨の基本構造(浅井成海)
芳淑院履善和上の巡錫 -『遊方日記』に見られる唱導-(朝枝善照)
変相図の色彩学的一考察(五十嵐眞之)
『今昔物語』の往生信仰をめぐって -巻十五の第五十四話を手がかりにして-(石橋義秀)
法然教団における和讃の展開 -鎮西派を中心に-(伊藤真宏)
「二河白道」信仰について(稲岡誓純)
恵信尼は源義朝の十郎筑前守八田知家の養女(稲田順学)
日本仏教儀式音楽のながれ(岩田宗一)
大阪長宝寺蔵[観経仏座会図]について(加藤善朗)
浄土教共生試論(神谷正義)
”漫才育ての親”秋田實の空白 -語られざる時代の検証-(木津川計)
恵信尼と鎌倉幕府要人三善康信の俗縁関係(吉良潤)
下村百日亭 雑考(権藤芳一)
近世後期堺の大寺芝居について -興行状況を中心に-(斉藤利彦)
祭文の研究 -文芸にあらわれた熊谷直実蓮生坊-(櫻川雛山)
念仏と祈願について(釋真弥)
一遍智真の身体性(釈徹宗)
神奈備考(神英雄)
西山證空上人の出世本懐と浄土教思想(菅田祐準)
浄土宗西山流における圓頓戒の特徴(其の二) -『永徳記』と『天台菩薩戒義記補接鈔』との比較を中心に-(杉江幸彦)
證空浄土教学における信について(?・城宏明)
「歌舞伎の身体」(田口章子)
使用度数1の語 -黒柳徹子著『窓ぎわのトットちゃん』語彙から-(田島毓堂)
説法優美考 -法会の語りに関する評語-(龍口恭子)
近世西山派における両本山の成立(田辺英夫)
東保流説教について(谷口幸璽)
融通念仏と融通念仏宗の教義(戸田孝重)
『観経』における未来世凡夫の得益について -西谷義における「見説一同」と「聞見一同」の取り扱いをめぐって-(富永和典)
椿原流説教者の足跡 -滋賀県余呉町淨楽寺蔵布教日誌をめぐって-(直林不退)
一遍教学における「このとき」攷(長澤昌幸)
證空における見仏について(中西随功)
知恩院所蔵の高麗・朝鮮仏画と『観世音菩薩三十三應身図』について(成田俊治)
中世文学にみる人間観 -『撰集抄』を手がかりとして-(沼波政保)
横浜小僧殺し -松林伯円「横浜奇談 米櫃」を中心にして-(延広真治)
日蓮宗系の文芸についての覚書 -近世演劇に見る日蓮伝説の都市社会への普及と浸透-(服部幸雄)
『仮名手本忠臣蔵』由良之助役者の変遷 -山本京四郎の位置づけ-(早川由美)
「紀路」の熊野・「伊勢路」の熊野 -「熊野詣で」史小考-(林雅彦)
大阪落語明治資料集(肥田晧三)
伝源智述『選択要決』における『選択集』批判とその対論(廣川堯敏)
龍樹と世親の仏の相好観(福原隆善)
法然の光明観・私考 -その生成論と摂取論-(藤本淨彦)
京都西山短期大学図書館所蔵の『黄檗版大蔵経』について(松永知海)
序ノ事催促 -木村蒹葭堂の放生(水田紀久)
説話から話へ -笑い話から笑話への変貌-(宮尾與男)
仏教と道教の『父母恩重経』の出現について(宮澤正順)
風流化する火 -松上げと十二灯の伝承と変遷-(八木透)
『尾陽戯場事始』諸本考(安田徳子)
『妹背山婦女庭訓』道行考(安田文吉)
鳳林承章の「操り浄瑠璃」観について -『隔?記』を中心に-(横谷一子)
蘇東坡と放生(吉井和夫)
絵巻になった『熊野観心十界曼荼羅』 -早稲田大学図書館ゴルドン文庫本考(吉原浩人)
近世料理書における「煮る」意味のタクをめぐって(余田弘美)
当麻曼陀羅に表された釈迦霊鷲山説法図について(渡邉里志)
椿原流の説教資料 -滋賀県余呉町浄楽寺所蔵写本目録-(野世溪朝)
【説教資料紹介】説教本書籍一覧(武藤幸久)

紹介媒体

  • 毎日新聞 夕刊

    2006年12月8日

    関山博士インタビュー

  • このエントリーをはてなブックマークに追加