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カンサイモダニズムサイコウ
関西モダニズム再考
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体裁A5判・口絵12頁、本文604頁
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刊行年月2008年02月
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ISBN978-4-7842-1379-5
内容
国際日本文化研究センター共同研究「日本のモダニズム―関西を中心にした学際的研究」の報告書。
20世紀初頭の日本では、「東京都市文化圏」と「大阪・京都・神戸都市文化圏」という全く異質の「都市文化圏」の競争的共存が実現した。関西都市文化圏の経済的・社会的・文化的先進性や、地域に根ざした自立的なモダニティの上に花開いた関西モダニズムの諸相をとりあげた14篇。
目次
Ⅰ
「阪神間モダニズム」の社会的基調(竹村民郎・元大阪産業大学大学院教授・国際日本文化研究センター共同研究員)
琵琶湖疎水のモダニティ――初期電気事業における先見性――(金子務・大阪府立大学名誉教授)
平生釟三郎日記に見る関西のモダニズム(松井朔子・シドニー大学Honorary Associate Professor)
前川國男と日本近代建築(松隈洋・京都工芸繊維大学大学院准教授)
大衆女性雑誌における競合的消費主義(バーバラ=佐藤・成蹊大学文学部教授)
Ⅱ
歌人前川佐美雄の場合(高橋睦郎・詩人)
梶井基次郎「檸檬」に見る大正末・モダン京都――『京都日出新聞』の紙面から――(中河督裕・大阪薫英女子短期大学教授)
大阪におけるカフェ文化と文藝運動――明治末から大正初期を中心として――(増田周子・関西大学文学部准教授)
関西「マヴォ」について――牧寿雄と「マヴォ」関西支部――(五十殿利治・筑波大学大学院人間総合科学研究科副研究科長)
築地小劇場と関西新劇運動――ドイツ表現主義からの影響を中心に――(依岡隆児・徳島大学総合科学部教授)
関西モダニズムと西洋体験 画家たちとその周辺――1900-1933年――(稲賀繁美・国際日本文化研究センター教授)
橋本関雪とアジア(西原大輔・広島大学大学院准教授)
阪神間モダニズムにおける大衆文化の位相――宝塚少女歌劇と手塚治虫の漫画に関連して――(竹村民郎)
Ⅲ
モダニズムと伝統、もしくは「近代の超克」とは何か(鈴木貞美・国際日本文化研究センター教授)
紹介媒体
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京都新聞 朝刊 文化面
2008年2月28日
編者インタビュー
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朝日新聞 朝刊 読書面
2008年3月23日
橋爪紳也
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産経新聞
2008年4月10日
生田誠
書評
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エコノミスト
2008年3月25日
新刊紹介
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毎日新聞 夕刊 Pick up
2008年4月25日
池田知隆
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『日本文学』第57巻第10号
2008年10月10日
田中励儀
書評
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『日本近代文学』第79集
2008年11月15日
竹松良明
書評