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著者・編者略歴

わたり つねのぶ
1946年 広島県に生まれる
1969年 東京大学工学部船舶工学科卒業
1972年 立命館大学経済学部卒業
2008年 博士(文学・立命館大学)

論 文
「百済大井宮と百済大井家の所在地」(『日本歴史』702,2006年)
「住吉垂水神をめぐって」(『続日本紀研究』372,2008年)

内容

『続日本紀研究』などに掲載されてきた諸論考をまとめる。大化前代における王権と氏族の諸様相を『古事記』と『日本書紀』などの伝承史料から解き明かした論考を第1・2篇に収録し、第3篇では平安初期の特徴的な君臣関係をテーマとして取り扱う。

目次

序 章 古代史研究の立場と方法

第1編 古代王権の伝承と歴史

第1章 天香久山の伝承について ─その古層と新層─
第2章 大和平定伝承について ─カムヤマトイハレヒコと橿原宮─
第3章 春日率川伝承地考 ─率川宮と率川社─
第4章 継体天皇の祖先について ─息長氏との関係─
第5章 ホムツワケ王について ─その説話像から実像へ─
第6章 城上宮について ─その位置と性格─
付 論 磐余池と海石榴市

第2編 古代氏族の伝承と歴史

第1章 茨田試考
第2章 六人部小考
第3章 檜前舎人と檜前牧
第4章 式内社からみた武蔵国賀美郡の古代 ─長幡部と檜前舎人直─
第5章 地名藤原と藤原賜姓について

第3編 平安初期の天皇と近臣 

第1章 藤原内麻呂・真夏・冬嗣父子についての一試論
第2章 藤原三守についての一考察 ─嵯峨天皇との関係─
第3章 藤原吉野と淳和天皇
付論1 超昇寺・楊梅陵・宇奈太理神社をめぐって
付論2 紙屋院と紙屋川について

 初出一覧
 あとがき
 地名索引

紹介媒体

  • 『古代文化』第576号

    2009年6月30日

    平林章仁

    書評

  • 『日本歴史』第735号

    2009年8月1日

    鈴木正信

    書評と紹介

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