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内容

鎌倉時代史をリードしてきた編者と、次世代を担う関西の若手研究者により結成された鎌倉時代研究会の初の論集。「公家政権」「鎌倉幕府」「宗教と寺社」の3篇からなり、各分野のスペシャリストたちがそれぞれの視点から最新の研究成果を披露する。

目次

第1篇  公家政権

中世貴族社会における家格の成立(佐伯智広)
女院制の展開と執事(樋口健太郎)
後鳥羽院政期の在京武士と院権力―西面再考―(長村祥知)
鎌倉時代初期における朝廷の貨幣政策(伊藤啓介)
鎌倉時代の国守について(宮本晋平)

第2篇  鎌倉幕府

御教書・奉書・書下―鎌倉幕府における様式と呼称―(熊谷隆之)
鎌倉幕府における正月行事の成立と発展(滑川敦子)
建武政権の御家人制「廃止」(吉田賢司)

第3篇  宗教と寺社

「建永の法難」について(上横手雅敬)
鎌倉後期の禅宗と文芸活動の展開(芳澤元)
後醍醐天皇の寺社重宝蒐集について(坂口太郎)
鎌倉後期多武峯小考―『勘仲記』裏文書に見える一相論から―(木村英一)

 あとがき
 鎌倉時代研究会 例会記録

紹介媒体

  • 『史学雑誌』第118編第7号

    2009年7月20日

    西田友広

    新刊紹介

  • 『日本歴史』第737号

    2009年10月1日

    下村周太郎

    書評と紹介

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