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著者・編者略歴

映像作家・映像工房サンガ代表

内容

 時は南北朝、中国帰りのエリートとして嘱望されながら、決して権力におもねらず、ひたすら仏の道を行じ、庶民とともに生きた禅僧がいた。将軍の上洛命令にも従わなかったその僧の名は愚中周及(一三二三~一四〇九)。臨済宗佛通寺派大本山佛通寺(広島県三原市)や、妙心寺派天寧寺(京都府福知山市)の開山である。
 愚中周及に惚れ込み、自ら山川を跋渉して、忘れられた愚中の足跡をたどってきた映像作家の著者が、時代のなかで苦悩し、雪中坐禅や夜を徹する月下での立禅など、自らの仏法を打ち立てた生涯をたどり、語録ではわかりえない血の通った人間愚中を描ききった意欲作。

目次

序 有馬賴底
序章
得度
受戒
草庵
苦悩
渡航
上陸
旅立ち
師との出会い
悟了
帰国
二人の師
再行脚
将軍の誘い
丹波へ
天寧寺
出奔
禅頭寺
仏通寺開創
将軍相見
示寂

解説 対本宗訓

紹介媒体

  • 「中外日報」

    2010年11月6日

    読書週間特集2

  • 「週刊仏教タイムス」

    2010年12月2日

    本だな

  • 「中国新聞」朝刊

    2011年2月21日

    伊東雅之

    洗心

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