著者・編者略歴

別府大学教授

内容

阿蘇の五岳の西山麓に広がる広大な原野、下野。そこで中世に行われた「下野狩神事」は、源頼朝の富士の巻狩りの手本となったとされている焼き狩神事であり、阿蘇宮最大の重要行事であった。
その史料である、永青文庫所蔵『下野狩日記』『下野狩旧記抜書』とその関連文書、阿蘇家所蔵下野狩関連史料を翻刻。解題、用語解説を付す。

目次

永青文庫所蔵『下野狩日記』『下野狩旧記抜書』および関連文書等の解題
阿蘇家所蔵下野狩関連史料の解題


一、永青文庫所蔵下野狩関連記録

1 下野狩日記 上(二)
2 下野狩日記 下(三)
3 下野狩旧記抜書(一)

二、永青文庫所蔵下野狩関連文書

1 下野三狩矢野茂左衛門覚書写
2 板書
3 宮内権大輔真楫書状
4 下野之三狩書物之抜書写
5 下野狩由来写

三、阿蘇家所蔵下野狩関連史料

1 天保十三年下田能延へ送る抜書写
2 下野御狩記録抜書写
3 下野御狩三物替事
4 下野之三狩書物抜書写
5 下野狩并山神祭作法写
6 下野狩根本記写
7 下野狩由来記写
8 下野狩再興願記録
9 鷹山下野御狩鹿立鹿蔵地名比定書


 挿図
史料の用語・地名等の解説
阿蘇家系図
下野狩関連地名推定図
 あとがき

紹介媒体

  • 「西日本新聞」

    2012年7月8日

  • 『日本歴史』12月号

    2013年12月1日

    中澤克昭

    書評と紹介

  • 『地方史研究』第365号

    2013年10月1日

    渡邊浩貴

    新刊案内

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