同志社大学神学部元教授(1942年生)。神学博士。
専攻は日本プロテスタント史、とくに新島襄ならびに同志社史。『新島襄と徳富蘇峰』(晃洋書房,2002年),『新島襄の交遊』(思文閣出版,2005年),『新島襄と建学精神』(同志社大学出版部,2005年),同志社編『新島襄の手紙』(共編,岩波文庫,2005年)などを出版したほか、「新島襄を語るシリーズ」(全10巻・別巻4)を刊行中。
ジョウノライフハワタシノライフ
襄のライフは私のライフ
新島襄を語る別巻(四)
-
体裁46判上製・338頁
-
刊行年月2014年06月
-
ISBN978-4-7842-1757-1
著者・編者略歴
内容
2013年NHK大河ドラマの主人公、新島八重。
同志社・京都時代の時代考証を依頼された著者による、NHK大河ドラマの裏話を織り交ぜつつ、新島襄・八重夫妻について丁寧に語りかけた各地の講演をまとめる。
目次
はじめに
「八重の桜」時代考証を終えて──大河ドラマのウラ・オモテ──
コラム1、八重への最期のことば
九州から見た「八重の桜」
コラム2、同志社に植えられた桜
コラム3、無名の主人公
「八重の桜」と南北戦争
コラム4、アーモスト大学と南北戦争
「熊本バンド」──「過激な転校生」の真相──
新島襄のことば(1)「最も小さな者」(a least one)
コラム5、「いしかもね」と八重
八重の変身──ジャンヌ・ダルクからハンサム・ウーマンへ──
コラム6、「花は散らす風を恨まねぇ」(八重のセリフ)
新島襄のことば(2)「精神一倒金石亦徹」
「襄のライフは私のライフ」(八重)──川崎尚之助と新島襄──
コラム7、山口サダ(貞)─八重の養女
新島襄のことば(3)「人てふ名は帝王と云ふよりも」
三人のナイチンゲール──瓜生岩子、新島八重、大山捨松──
新島襄のことば(4)「一言尚貴千金 万語尚却卑如瓦石」
コラム8、「お母さん、私にも」
新島襄・八重と大山捨松
コラム9、福士成豊と内藤兼備の交流
覚馬の全国デビュー
コラム10、新島襄夫妻と内藤兼備夫妻
新島襄のことば(5)「百折不屈ハ男子ノ常」
覚馬・八重の改宗騒動──信仰遍歴の真相を探る──
コラム11、八重の改宗を報じる『京都日日新聞』
群馬県安中と八重
コラム12、八重公園と資料館ができます
桜の学校と梅の学校──清水安三と新島襄──
コラム13、「美人とは心のきれいな人」(八重)
おわりに
索引