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今村家文書史料集 上巻

中世~近世編

今村家文書研究会 編

  • 体裁
    B5判上製・284頁
  • 刊行年月
    2016年01月
  • ISBN
    978-4-7842-1830-1

内容

戦国期以来、京都近郊の伏見街道沿いで地域の有力者として代々続いてきた、今村家に伝えられた文書群の翻刻史料集。
 総点数は約6700点、享禄4年(1531)から昭和22年(1947)の、約400年間にわたる史料によって構成されている今村家文書のうち、 
 (1)戦国期~近世前期の史料
 (2)今村家の由緒や経営に関する史料
 (3)幕末の加茂川筋に関連する史料
 (4)銭座跡村や、七条裏の「穢多」「非人」関係史料
 (5)幕末~明治初年の公用日誌を中心とした近代文書
について翻刻し、解題を付す。
 上巻には中世~近世、下巻には近代の史料を掲載し、文書全点の目録および絵図類の高精細画像とトレース図30点を収録したCDを両巻に収める。

目次

凡例

総 説 今村家文書について
  第一節 今村家文書の調査経緯
  第二節 今村家文書の概要

第一章 戦国・近世前期の今村家
解 題
  第一節 年月日の明記された文書・帳簿類
  第二節 年未詳の文書・帳簿類

第二章 今村家の由書と経営
解 題
  第一節 今村家の由緒と泉涌寺・妙法院
  第二節 今村家の経営
  第三節 今村家住宅の建築構成と変遷過程
  第四節 今村家の聞き取り調査
  
第三章 幕末の加茂川筋改造と柳原庄
解 題
  第一節 安政三年の加茂川筋御浚い御普請
  第二節 東台用水の普請と水車の設置
  第三節 足を引っ張る加茂川筋普請入用
  
第四章 賤民集落と非人小屋
解 題
  第一節 銭座跡村
  第二節 銭座跡村出村
  第三節 大西組(小稲荷)
  第四節 七条裏等非人関係

◎付属CD(上下巻共通)      
今村家文書目録・絵図30点・同トレース図30点を収録 

紹介媒体

  • 「京都新聞」

    2016年10月21日

    記事

  • 『日本史研究』657号

    2017年5月

    新刊紹介

  • 『地方史研究』388

    2017年8月

    受贈図書論文要目

  • 『日本史研究』第678号(2019.2)

    2019年2月20日

    小林丈広

    2018年度日本史研究会全体会シンポジウム「京都における地域史研究の課題」

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