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禁裏・公家文庫研究 第七輯

田島公 編

  • 体裁
    B5判上製函入・390頁
  • 刊行年月
    2020年03月
  • ISBN
    978-4-7842-1976-6

外函等、書籍外装に多少の汚れ・傷みがございます。予めご了承ください。

内容

これまで勅封のため全容が不明であった東山御文庫を中心に、近世の禁裏文庫所蔵の写本や、公家の諸文庫収蔵本に関する論考・史料紹介・データベースを収載するシリーズの第七輯。

【担当編集者より】
本輯では英文論文(附・和文要旨)と目次が収録されました。以下に要旨の一部を抜粋します。「「写本」、特に近世以前の写本を中心とする近年の日本における「文庫論」および「目録学」は英語圏に未だ広く知られていないのが現状である。(中略)本論文は現代日本の禁裏・公家文庫研究のこれまでの発展と今後期待される研究進展の可能性が、より一層、英語圏の日本古典学研究者に知られるための第一歩である」。

目次

序――陽明文庫からの情報発信と大型科学研究費――(名和修)

第一部
East Asian Bibliographic Traditions and Current Japanese Premodern Archives Studies 東アジアの目録学伝統と近年における日本の前近代文庫研究(Jason P. Webb ウェッブ ジェイスン) *本文英文。和文要旨付
近衞家家司平時兼の日記(『御八講』)について(尾上陽介)
失われた近世一条家文庫について――近世公家アーカイブズ研究序説――(林大樹)
『弁官補任』の校訂・復原編修と廣橋家本『辨官補任』に関する覚書――飯倉晴武校訂・編『弁官補任』第一の増補改訂によせて――(田島公)
九条家旧蔵『諸道勘文 神鏡』所引、行成作「寛弘三年七月三日陣定文」の紹介と成立背景(印南志帆)

第二部
宮内庁書陵部所蔵九条家本『定能卿記部類』三「行啓」・五「最勝講下」(藤原重雄)
宮内庁書陵部所蔵九条家本『定能卿記部類』四「宮侍始并親王准后宣下記」(山岡瞳)
『院中御湯殿上日記』(天正一六年正月~三月記)の紹介(遠藤珠紀)

第三部
東山御文庫本『樗嚢抄』解題・影印(小倉慈司)
京都御所東山御文庫所蔵『壬生地蔵絵詞』(翻刻)(石井悠加・藤原重雄)
東北大学附属図書館狩野文庫所蔵『近衞家藏書目録』の紹介と翻刻(糸賀優理)

第四部
高松宮家蔵書目録一覧(吉岡眞之・田島公・小倉慈司編)

付 英文目次

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