弊社での販売は2022年6月末日をもって終了いたしました。在庫等のお問い合わせは下記までお願いいたします。
公益社団法人 京都染織文化協会
https://www.fashion-kyoto.or.jp/orikyo/maturi/index14.html
ワスレラレタマツリ キョウトセンショクサイ
忘れられた祭り 京都染織祭
恐慌・戦争・復興を駆ける
-
体裁B5判並製・88頁(カラー23頁)
-
刊行年月2021年07月
-
ISBN978-4-7842-2016-8
内容
染織祭とは、昭和恐慌期に起こった祭りである。なかでも女性時代風俗行列は男性装束のみの時代祭と対比され、祇園祭にも匹敵する観客を集め、染織業界のみならず多くの業界がこれに便乗し、当時「京都四大祭りの一つ」と謳われた。古墳時代から八つの時代を重ね江戸時代末期まで、絢爛豪華な装束を着た女性たちが練り歩く、まさに衣装で綴る時代絵巻であった。
本書では、祭りを創設した京都染織業界、その中核となった京都染呉服商、さらに祭りを支援した京都市の動向を追っていく。長年謎に包まれていた祭りの実態を新出史料から解き明かし、恐慌・戦争・復興を駆け抜けた染織祭の意義を考える。
★★★担当編集者より★★★
「染織祭」知られざるその歴史を、沢山の図版とともに紐解いていく1冊です。
200着近い衣装写真のみならず、当時の雰囲気をそのまま感じとれる新聞記事や絵葉書・ポスター、行列写真等を多数収録しています。
目次
プロローグ ―染織祭との出会い
本題に入る前に
第一章 創設への道程 ―発端・中核・構想
第二章 染織祭の背景 ―京都染織業界と京都市、それぞれの思惑
第三章 染織祭の展開 ―第一回・第三回染織祭と女性時代風俗行列
第四章 染織祭の変質 ―戦時期・戦後復興期の活動
まとめ
エピローグ ―染織祭の意義
付表 染織祭関連年表
参考文献リスト
付録 染織祭関連資料紹介
染織祭女性時代衣装一覧
紹介媒体
-
『京都民報』
2021年9月26日
吉岡更紗(染司よしおか・6代目)
書評
-
『京都新聞』(2022年1月12日付)
2022年1月12日
-
『日本経済新聞』2022年5月3日付
2022年5月3日
著者インタビュー