GUTAI、『墨美』、アンフォルメル旋風、数々の神話に彩られた1950年代の関西の美術を「素晴らしい遊び場」ではなく、欧米に由来するモダニズム美術の一つの臨界としてとらえ直すことは可能か。学芸員生活35年を迎える著者が国内外の数々の展覧会カタログに寄稿した論文を通して、浮かび上がる戦後日本の抽象美術の核心。身体と物質、アクションとタブロー、そしてグローバリズム。多くの作家やコレクター、批評家たちと交流する中で日本の戦後美術の連続と断絶を展覧会によって検証してきた著者ならではの視点による戦後美術史の再検証。
★★★編集からのひとこと★★★
―私は研究者としてのこれからの自分の一生をこのグループに捧げてもよいことをその場で確信した
1983年、当時大学4年生だった著者は、四半世紀ぶりにイタリアから日本に帰還した具体美術協会の作品群を前に一生の決意を固めました。その後の35年間におよぶ学芸員生活の集大成が本書です。骨太かつ重厚な文章の連続ですが、読み終えた時、作品を見る眼が変わります。こだわり抜いた装丁にもご注目ください。
定価
8,250 円(税込)
本体 7,500円
在庫状況:
在庫あり
センゴニホンノチュウショウビジュツ
戦後日本の抽象美術
具体・前衛書・アンフォルメル
定価
8,250 円(税込)
本体 7,500円
在庫状況:
在庫あり
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体裁A5判・528頁
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刊行年月2022年10月
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ISBN978-4-7842-2027-4
内容
目次
第Ⅰ部 具体とアンフォルメル
具体 絵画へいたるアクション
具体と山村コレクション
アクションの発見―具体、ポロック、カプロー
具体美術協会を再導入する
アンフォルメル その可能性の中心
吉原治良と写真の視覚
堂本尚郎 移動と断絶
第Ⅱ部 書と抽象絵画
森田子龍と前衛書
書と抽象絵画―1950年代の二つの実践
書とミニマル・アート
吉原治良と書
須田剋太の絵画
川端実のブレークスルー
第Ⅲ部 日本の戦後美術
一九五〇年代のキュビスム
アメリカの影
身体と場─日本の戦後美術におけるアクション
断絶の連続 戦後日本の抽象絵画
英文目次・解題
紹介媒体
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『月刊美術』12月号(No.567、2022年)
2022年11月18日
ART BOOKS 新刊紹介
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『美術の窓』No.471(2022年12月号)
2022年11月20日
新刊案内
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『図書新聞』3572号
2022年12月24日
暮沢剛巳
2022年下半期読書アンケート
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『朝日新聞』朝刊
2022年12月24日
椹木野衣
書評
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『美術新聞』No.1232
2023年2月5日
「話題の本」
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『図書新聞』3581号
2023年3月4日
宮田徹也
書評
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『美術手帖』1097号
2023年4月1日
筒井宏樹
書評