藤原道長の日記『御堂関白記』について、長年、先駆的な研究を深めてきた著者による、論文(新作を含む)からエッセイまでを蒐めたアンソロジー。
摂関期古記録における『御堂関白記』、特に自筆本と古写本の特質を抽出し、その座標を確立することにより、『御堂関白記』研究のみならず、古記録研究そのもの、また摂関政治論や王朝文化論に資する。
【担当編集者より】
古記録としての『御堂関白記』原本・写本や、その裏書(紙背)までを丹念に読み込み、ひたすら接するという、著者のひたむきな研究姿勢と、それを根底から支える、『御堂関白記』(藤原道長)への熱きオマージュあふれる一冊です。
くしくも、「この世をば」が詠まれてから千年を経た本年(2018年)に刊行、ぜひご一読ください。
定価
8,800 円(税込)
本体 8,000円
在庫状況:
在庫あり
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『御堂関白記』の研究
定価
8,800 円(税込)
本体 8,000円
在庫状況:
在庫あり
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体裁A5判上製・388頁
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刊行年月2018年11月
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ISBN978-4-7842-1957-5
内容
目次
序論 藤原道長と『御堂関白記』
一 『御堂関白記』自筆本をめぐって
1.『御堂関白記』の裏書
2.『御堂関白記』自筆本の文字の抹消
3.『御堂関白記』自筆本寛弘五年秋冬巻の裏に写された『後深心院関白記』抜書
二 『御堂関白記』の書写
1.『御堂関白記』古写本の書写
2.『御堂関白記』の仮名
3.『御堂関白記』古写本・寛仁元年九月卅日条と十月一日条の書写順序をめぐって
4.平松本『御堂関白記』と『御堂御記抄』
三 『御堂関白記』の内容
1.「内府悦気有り」
2.寛弘五年七月の彰子土御門第退下をめぐって
3.『御堂関白記』に見える「女方」
4.『御堂関白記』の「妻」と「妾」について
四 『御堂関白記』雑感
1.『御堂関白記』全現代語訳を終えて
2.「御堂関白」藤原道長の実像
3.『御堂関白記』は何故にすごいのか
4.平安時代理解のあたらしい地平へ―古記録の現代語訳は何故に必要か―
5.『御堂関白記』の世界記憶遺産(「世界の記憶」)登録について
6.『御堂関白記』利用の変遷と「摂関期古記録データベース」
紹介媒体
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「京都新聞」朝刊 文化(9面)
2018年11月14日
著者インタビュー
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「読売新聞」
2019年3月6日
文化(24)面 紹介記事
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『古代文化』71号
2019年6月
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新刊紹介
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