内容

墨蹟の中にこそ「書の芸術性」を発見し、自らも墨蹟作家と自負する著者が、「墨蹟の見なおし」「墨蹟の新発見」に資すべく墨蹟僧ごとにその書風の源流を探り、その歴遊・歴参・参問・嗣席等を明らかにする。

目次

第一章 墨蹟概論-古墨蹟から現代墨蹟-

第二章 墨蹟に影響を及ぼした書道史上の人と書

第三章 墨蹟の破格と芸術論

第四章 道潜・圜悟から大燈まで

第五章 墨聖大燈国師の美学

第六章 大燈以後の古墨蹟

第七章 墨蹟と茶道-書が鑑賞される最初の場-

第八章 五山と諸寺と墨蹟僧

第九章 黄檗墨蹟概観

付録一 中国諸山諸寺と人
付録二 日本臨済十四派と人
付録三 注解

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