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内容

都市的な顔と田舎的な体を具有する浄土宗の性格が形成された過程を「法然上人伝」「中世浄土宗寺院」「近世本末関係」を軸に解明する待望の論集。

目次

第一篇 法然上人伝の研究
 第一章 専修念仏停止と法然上人伝
 第二章 『源空聖人私日記』の成立について
 第三章 『本朝祖師伝記絵詞』と「一期物語」
 第四章 醍醐本『法然上人伝記』の「別伝記」について
 第五章 隆寛作「法然上人伝」に関する若干の考察

第二篇 中世浄土宗寺院の研究
 第一章 中世の浄華院について
 第二章 浄華院の創建・補考
 第三章 祟光院流と入江殿-中世の三時知恩寺
 第四章 知恩院「二十七世」燈誉の紫衣被着-知恩院史の一断面
 第五章 中世後期・近世初頭の知恩院-一宗本寺への道程
 第六章 京坂浄土宗寺院の成立
 第七章 浄福寺管見 -その古代・中世

第三篇 近世本末関係の研究
 第一章 浄土宗の本末関係
 第二章 知恩院の京都門中について
 第三章 京都門中十九箇寺考
 第四章 増上寺堂舎造営に関する一史料

付篇
 第一章 経疏目録類より見たる善導著述の流布状況
 第二章 『愚管抄』についての思想史的考察
 近世浄土宗名僧伝二題 -清玉と貞安と

紹介媒体

  • 中外日報

    1995年2月21日

    「中外図書室」欄

  • 日本歴史1月号

    1996年1月

    中野正明

  • 仏教史学研究38-1号

    1995年9月

    中野正明

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