ウミヲワタリセイキヲコエタタケウチセイホウトソノデシタチ

海を渡り世紀を超えた竹内栖鳳とその弟子たち

田中日佐夫 著

田中修二 著

  • 体裁
    A5判・220頁
  • 刊行年月
    2002年05月
  • ISBN
    4784211063

カバーなど書籍の外装に多少の汚れ・傷みがございますのでご了承ください。

内容

近代日本画の巨匠・竹内栖鳳にとって1900年の渡欧はみずからの大きな転機であったと同時に、日本の近代絵画においても一大革新であった。栖鳳滞欧期の足跡をたどり、その後の作品との関連にもふれつつ栖鳳の”西欧文化体験”を扱う。第二章では取材を通して”栖鳳山脈”の作家たちをとりあげる。1903年の「第五回内国勧業博覧会(大阪)」に出品され、その後行方不明となっていた栖鳳の屏風「羅馬之図」が100年ぶりに発見されたのをうけ、本作品をカラー写真により紹介。制作・発行 ロータスプラン株式会社

目次

第1章 竹内栖鳳とヨーロッパ
プロローグ むかし竹内栖鳳という巨匠がいました
画家の旅 ―1900年
渡欧
西欧文化との出会い、そして魅せられしもの
1900年、パリ万博で栖鳳が見たもの
栖鳳が驚かせたこと、二人が驚いたこと
栖鳳の困惑、そして無念さと
竹内栖鳳の知識欲 ―ヨーロッパ美術について
コローと栖鳳 ―ヨーロッパ美術について
ラファエロとダ・ヴィンチと栖鳳
栖鳳とヨーロッパのみやげもの ―書籍・画集について
帰国後の仕事と栖鳳の弟子たち

第2章 二十世紀に活躍した栖鳳門下の画家たち
西山翠嶂
上村松園
西村五雲
石崎光瑤
土田麦僊
小野竹喬
金島桂華
徳岡神泉
池田遙邨
村上華竹・榊原紫峰・入江波光

第3章 宗教家 梅本禮暉譽氏と王舎城
栖鳳研究の基礎的資料の提供者
コレクターとしての梅本禮暉譽氏
その他の収集品
ついに栖鳳の傑作が入手された!

紹介媒体

  • 美術手帖7月号

    2002年7月

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