北垣国道日記「塵海」
定価
10,780 円(税込)
本体 9,800円
在庫状況: 在庫あり(美本なし)

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北垣国道日記「塵海」

塵海研究会 編

  • 体裁
    A5判・カラー口絵2頁、白黒2頁、本文648頁
  • 刊行年月
    2010年02月
  • ISBN
    978-4-7842-1499-0

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著者・編者略歴

◆ 塵海研究会 編集担当 ◆
小林丈広(こばやし・たけひろ) 京都市歴史資料館主任歴史調査員
白木正俊(しらき・まさとし) 琵琶湖疏水記念館嘱託研究員
末岡照啓(すえおか・てるあき) 住友史料館副館長
高久嶺之介(たかく・れいのすけ) 京都橘大学文学部教授

内容

*明治期の地方官、北垣国道(天保7年~大正5年/1836~1916)は、京都府知事に就任した明治14年(1881)から、北海道庁長官・拓殖務次官などを経て、京都に隠棲した明治34年(1901)までのさまざまな活動や多くの人々との交流を、自ら「塵海」と名付けた日記に書き残した。

*日記「塵海」は、伊藤博文・井上馨・松方正義ら藩閥政治家や府県知事、渋沢栄一・浜岡光哲ら実業家との交渉、琵琶湖疏水の建設、東本願寺問題の調停、北海道の開発などの経過を詳細に記録する。坂本龍馬が関わった北海道開拓計画や天狗党・長州藩内部抗争など幕末の政変についての回想、新島襄・大谷光勝・大谷光尊ら宗教家との交流、榎本武揚・永山武四郎・白仁武らとの小樽や札幌での活動、鳥取や高知・公家出身者、家族との交わりも心情豊かに描かれている。

*本書は、15年間にわたって京都で続けられたきた塵海研究会の翻刻成果をまとめたもの。これまで注目されながらも、必ずしも明らかではなかった明治期地方官の実情を記した第一級資料である。また、京都のみならず中央政治史や地方自治・土木史・北海道史研究の進展に寄与する資料ともいえる。

目次

北垣国道日記「塵海」
  明治14年10月~明治34年1月(下書も含む)

〔解 題〕北垣国道とその日記「塵海」について

〔付録1〕履歴・略系図
〔付録2〕文献目録
索引(人名・事項)

紹介媒体

  • 『えとす』第223号

    2010年3月15日

    新刊紹介

  • 京都新聞 夕刊

    2010年4月23日

    中塩路良平

  • 京都新聞 朝刊

    2010年10月15日

    松岡正剛

    本の大路小路

  • 『史学雑誌』第121編第10号

    2012年10月20日

    前田亮介

    新刊紹介

  • 『古文書研究』第74号

    2012年12月

    友田昌宏

    書評と紹介

  • 『記録と史料』第21号

    2011年3月

    櫻澤誠

    書評と紹介

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