ニホンノゲンキジルシ ニイジマヤエ

日本の元気印・新島八重

新島襄を語る別巻(一)

本井康博 著

  • 体裁
    四六判上製・238頁+カラー口絵8頁
  • 刊行年月
    2012年06月
  • ISBN
    978-4-7842-1634-5 C1016

著者・編者略歴

同志社大学神学部教授(1942年生)。神学博士。
専攻は日本プロテスタント史、とくに新島襄ならびに同志社史。『新島襄と徳富蘇峰』(晃洋書房,2002年),『新島襄の交遊』(思文閣出版,2005年),『新島襄と建学精神』(同志社大学出版部,2005年),同志社編『新島襄の手紙』(共編,岩波文庫,2005年)などを出版したほか、「新島襄を語るシリーズ」(全10巻・別巻2)を刊行中。

内容

新島八重ってどんな人――
会津では戊辰戦争の鶴ケ城に籠城し、男装して勇ましい銃撃戦を繰り広げ、京都では、当地最初のクリスチャンになり、周辺から「悪妻」と非難されてもひるまず、自分を貫き、身体を張って、信念のままに生きた、八重の人生を話し言葉で紹介する。
八重の夫・新島襄を中心とした「新島ワールド」のコンシェルジェ(案内人)と自他ともに認め、永年にわたって夫妻の足跡をたどってきた著者でしか書けない、どこよりも濃密な八重入門の決定版。

目次

口絵

はじめに

大河ドラマ「八重の桜」 ―日本の元気印・新島八重─

  [コラム]1、「新島八重」の名前 

「八重の桜」だより ─八重のセールス・ポイント─

  [コラム]2、実相寺と泉岳寺

NYから世界へ ─世界を駈けめぐる八重情報─

  新島襄のことば(1)「只心に残す所は妻の一事なり

二〇一一年の八重さん ─「八重の桜」プレリュード─

  [コラム]3、会津出身学生たちと

最初の夫・川崎尚之助 ─八重の離婚原因を探る─

「戦いは面白い」 ─八重の戦争武勇談(一)─

  [コラム]4、黒谷(金戒光明寺)

「奸賊どもを夜襲隊で銃撃した女は、妾ひとり」 ─八重の戦争武勇談(二)─

  [コラム]5、黒谷(金戒光明寺)の会津墓地

会津のおんなたち ─「日本女性の花」─

  新島襄のことば(2)「八重ノ脂肪ヲ減スルノ法」

八重の女子教育 ─キリスト教教育と会津的教育の狭間で―

  新島襄のことば(3)「鹿の肉ハ丸やけとなりしよし」

「二十一世紀の勢津子姫」 ─八重と皇室─

兄・山本覚馬 ─八重と学生から見た覚馬─

  [コラム]6、黒谷に集結した会津会の人たち

八重の七変化 ─こころのふるさとを求めて─

  新島襄のことば(4)「費用は如何計り相懸候とも不苦」

「会津人」への回帰 ─故郷に戻る八重─

  [コラム]7、京都府立鴨沂高等学校の校門

  新島襄のことば(5)「美徳以飾為」(二)

はじめての八重 ─「八重の桜」つぼみ編─

  新島襄のことば(6)「何卒々々しんぼうして」
  新島襄のことば(7)「今日は安息日故か、お前様になが説教致し申候」
  新島襄のことば(8)「そんな野蛮な戦争で」


おわりに

索引

紹介媒体

  • 「読売新聞」夕刊

    2012年11月19日

    辻本芳孝

    本よみうり堂トレンド館(来年の大河ドラマ 関連本)

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