同志社大学神学部教授(1942年生)。神学博士。
専攻は日本プロテスタント史、とくに新島襄ならびに同志社史。『新島襄と徳富蘇峰』(晃洋書房,2002年),『新島襄の交遊』(思文閣出版,2005年),『新島襄と建学精神』(同志社大学出版部,2005年),同志社編『新島襄の手紙』(共編,岩波文庫,2005年)などを出版したほか、「新島襄を語るシリーズ」(全10巻・別巻3)を刊行中。
関連書籍
ヤエサンオノリニナリマスカ
八重さん、お乗りになりますか
新島襄を語る別巻(二)
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体裁四六判上製・324頁
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刊行年月2012年12月
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ISBN978-4-7842-1669-7 C1016
著者・編者略歴
内容
京都では当地最初のクリスチャンとなり、周辺から「悪妻」と非難されてもひるまずに自分を貫き、信念のままに生きた、モダンレディ新島八重の人生を話し言葉で紹介する京都編。八重の夫・新島襄を中心とした「新島ワールド」の案内人と自他ともに認め、永年にわたって夫妻の足跡をたどってきた著者(同志社大学教授)でしか書けない濃密な八重入門の決定版。
目次
山本八重子の再婚──プロポーズはどちらから──
二度目の結婚生活──牧師夫人としての八重──
新島襄のことば(1)「お前の強情は」
究極の「悪妻伝説」──八重にまつわるよからぬ噂──
亡夫・襄にまつわる秘話──新島記念会での八重発言──
新島襄のことば(2)「モー逝く」
八重講話「美徳を以て鏡としなさるように」─日本女子大生へのメッセージ──
コラム① 日本女子大学(家政館前)にて
右手に童子訓、左手に聖書──新島八重とキリスト教(一)──
新島襄のことば(3) 「妻は、学校の聖書の授業に出ています」
「鉄の女」の信仰──新島八重とキリスト教(二)──
コラム② 同志社女学校の二大巨頭・八重とデントン
「神のよき友と為れ」──新島八重とキリスト教(三)──
新島襄のことば(4) 「クリスチャン・ホームにしようと努めています」
新島宗竹──茶道でもパイオニア──
コラム③ 新島宗竹(八重)の最期の写真
新島八重と茶道──裏千家との交遊──
八重の忘れられた姉──幻の窪田うら──
八重の子どもたち──新島家と広津家の人びと──
コラム④ 新島初・甘糟三郎姉弟
米沢人との交流──ふたりの夫をめぐって──
八重と米沢──新島初をめぐって──
新島襄のことば(5) 「信仰を以て学校の基礎となし、学術を以て左右の翼と為し」
おわりに
索引