猿楽と面
定価
3,520 円(税込)
本体 3,200円
在庫状況: 在庫あり(美本なし)

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サルガクトオモテ

猿楽と面

大和・近江および白山の周辺から

MIHO MUSEUM 編

伊東史朗 監修

  • 体裁
    B5判並製・402頁
  • 刊行年月
    2018年03月
  • ISBN
    978-4-7842-1936-0

書籍外装、および本体に多少の汚れや傷みがございます。予めご了承くださいませ。

内容

MIHO MUSEUM2018年春季特別展「猿楽と面―大和・近江および白山の周辺から―」の展覧会図録。


平安後期から鎌倉時代の古面に始まり、南北朝から室町、安土桃山時代の大成期にわたる350点(うち重要文化財80点)の「面(おもて)」をカラーで掲載、さらに約500点の面の表/裏を一堂に収録する。

興福寺や春日大社などに猿楽を奉仕した大和四座の本拠地大和、世阿弥の『風姿花伝』や『申楽談義』に大和猿楽に並ぶ勢力として登場し、延暦寺や日吉大社などに猿楽を奉仕した近江、そして霊峰白山の参拝口である加賀馬場、越前馬場、美濃馬場の祭礼に使われた面(おもて)などを幅広く収集し、中世の人々が熱狂した猿楽(能楽の古称)の世界を紐解く。

【担当編集者より】
能楽のルーツといわれる猿楽の面をこれでもかとばかりに収集した展覧会図録。揃いも揃った約350点の面はじつに表情豊かで、能楽に興味がある方だけでなく、基礎知識がなくてもパラパラとめくるだけで楽しめます。企画展の調査にあたって収集したおよそ500点もの面のオモテ・ウラを、モノクロながら一挙掲載しているのも見ものです。単に展覧会図録という枠を超えて、非常に貴重な資料を提供しています。

目次

ごあいさつ(熊倉功夫)
猿楽とその面(伊東史朗)


【図版】


一章 猿楽の源流
  猿楽の開花(桑原康郎)
  コラム1 伎楽面・舞楽面(伊東史朗)
  コラム2 田楽・猿楽・延年の成立と展開(植木行宣)

二章 猿楽と面―大和
  大和―猿楽のふるさと(桑原康郎)
  コラム3 檜垣本猿楽(池田淳)
  コラム4 猿楽と鬼面(松岡心平)
  コラム5 翁面とおそろし殿(宮本圭造)

三章 猿楽と面―近江
  近江の古面をみる(髙梨純次)
  コラム6 近江と猿楽―室町時代の近江をみる(髙梨純次)
  コラム7 猿楽とその鼓胴(桑原康郎)

四章 猿楽と面―白山周辺
  白山信仰の祭礼と面(村上尚子)
  コラム8 中世越前の猿楽と面(戸田浩之)
  コラム9 岐阜県内の能面について(南本有紀)

五章 面打―井関家
  江北住人 井関是作―近江の面打 井関家(髙梨純次)

六章 狂言
  猿楽と笑い―狂言(桑原康郎)


【関連資料】
参考図版
銘文
面の種類
収載面一覧
所蔵者とその面

出品リスト

紹介媒体

  • 『芸能史研究』第223号(平成30年10月)

    2018年10月20日

    紹介

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