「高麗青磁」と「朝鮮白磁」に代表される韓国古陶磁。
19世紀中葉以降の近代化にともない、在来の日用品的な陶磁器が廃れていく一方で、古陶磁が「美術品」として「再発見」され、収集、鑑賞、そして研究が本格化した。
その中で大きな役割を担ったのが浅川伯教・巧の兄弟である。韓国の人々とその文化に心を寄せた二人は、民芸運動の創始者である柳宗悦にも決定的な影響をあたえた。
本書は、浅川兄弟の活動を軸として、近代における韓国陶磁史の誕生と古陶磁ブームの全容を鮮やかに浮かび上がらせる。
定価
15,400 円(税込)
本体 14,000円
在庫状況:
在庫あり
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15,400 円(税込)
本体 14,000円
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在庫あり
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体裁A5判上製・466頁
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刊行年月2020年03月
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ISBN978-4-7842-1983-4
内容
目次
序 章
第Ⅰ部 東アジアの近代化と陶磁産業
第一章 近代日本の陶磁輸出-アメリカ、中国、朝鮮
第二章 日本産業陶磁の朝鮮半島への進出
第三章 日韓両国内の陶磁生産の状況
第Ⅱ部 高麗青磁の再発見とその再現
第四章 韓国陶磁研究の始まり
第五章 高麗青磁再現史
第Ⅲ部 朝鮮白磁の美の発見-民芸運動の萌芽と韓国陶磁産業への展望
第六章 朝鮮白磁の美の発見
第七章 浅川兄弟の方法論と朝鮮民俗調査
第八章 地方への視点-新たな陶磁産業への展望
補 論 学術調査と古陶磁ブーム
結 論