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平氏政権の研究【オンデマンド版】
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体裁A5判並製・490頁
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刊行年月2016年06月
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ISBN978-4-7842-7016-3
著者・編者略歴
たなか ふみひで・・・1939年兵庫県生.1962年大阪大学文学部卒.1967年大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学.同年大阪大学文学部助手.以後、大阪女子大学講師・助教授を経て、1983年大阪女子大学教授.現在は大阪女子大学名誉教授.
内容
11世紀末・平正盛の時代以降、平氏がその政治権力を形成・拡充しつつ、中央政界に進出して政権を確立し、やがて没落してゆく過程を8章にわけてとりあげ、平氏の権力基盤・組織と政治構造とを分析することにより、平氏政権の歴史的位置を考察する。(初版1994年)
目次
序章 本書の課題と構成
第一章 平氏政権の形成過程
一 平氏武士団の形成
二 院政政権と平氏武士団
第二章 平氏政権と摂関家
一 摂関家と平氏武士団との連繋
二 平氏の摂関家領支配
第三章 平氏政権の国衙支配―安芸国のばあい―
一 安芸国衙支配と厳島神社領
二 平氏の支配と在地諸勢力
三 平氏の在地掌握体制
第四章 平氏政権の在地支配構造―紀伊国の佐藤氏を中心に―
一 平氏の在地支配体制
二 平氏の軍事動員体制
第五章 後白河院政期の政治権力と権門寺院
一 後白河院政政権の寺院政策
二 後白河院政政権と寺院勢力との抗争
三 治承三年十一月の政変と権門寺院
第六章 高倉親政・院政と平氏政権
一 治承三年十一月の政変と高倉親政の出現
二 高倉親政体制の構造(一)
―平氏の知行国主・受領人事をめぐって―
三 高倉親政体制の構造(二)
―平氏の国政掌握体制―
四 高倉院政の成立
第七章 以仁王の乱
一 以仁王の挙兵計画とその背景
二 以仁王の乱と寺院勢力
三 以仁王の乱の歴史的位置
第八章 治承・寿永の内乱―平氏政権と寺院勢力―
一 寺院勢力との抗争と福原遷都
二 延暦寺の動向と「近江騒動」
三 近江追討と南都攻撃
四 平氏の総力戦体制と総管職の設置
五 後白河院の復活と平氏政権の没落
終章 平氏政権の歴史的位置
あとがき
索引(人名・事項)