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体裁A5判並製・348頁
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刊行年月2016年07月
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ISBN978-4-7842-7017-0
著者・編者略歴
くろだ りゅうじ・・・神戸大学大学院教授
内容
本書は、具体的な建築物や場のあり方を中心に、わが国の神社および寺院における宗教的営為の一端を明らかにしようと試みたもので、中流以下の庶民層の信仰を主眼とし、周辺的と見なされてきた床下参籠の風俗、後戸の信仰・仏堂内の蔵などの歴史的な意義を考察した著者初の論集。(初版1999年)
目次
第一章 中世日吉社の研究
日吉七社本殿の構成-床下祭場をめぐって
日吉大社の彼岸所
行丸絵図とその影響
日吉社の中世
第二章 神社建築とその信仰
神のやしろの曙
北野天満宮本殿と舎利信仰
八坂神社の夏堂および神子通夜所
御上神社本殿考
大御輪寺の祭祀と建築
第三章 床下と後戸
後戸の信仰
床下参籠・床下祭儀
図像解釈の位相
第四章 寺院建築とその信仰
堂蔵の存在様態
堂蔵の史的意義
時を越える水
東大寺二月堂お水取りと熱田神宮の牛玉水
幽魂の衣-壬生狂言大念仏考
補章
第二次世界大戦までの神社建築研究
出雲大社本殿の復元をめぐる問題-大林組プロジェクトチーム『古代出雲大社の復元』について
用語としての「密教本堂」と「中世仏堂」-山岸常人『中世寺院社会と仏堂』によせて