2020年3月24日~5月17日に京都文化博物館で開催の同名展の公式カタログ兼書籍。災厄が降りかかるたびに、最高水準の芸術でもって復興を遂げてきた祇園祭の山鉾。その希少な懸装品や装飾品等から、祇園祭の歴史、現代に至るまでの様々な復興の様子を通覧する。
【担当編集者より】
図録制作にあたっては百数十枚のポジフィルムをお借りしました。一点一点、きちんと写真に残されている状況に、未来へ受け継いでいくことへの強い意志を垣間見た気がします。
展覧会では、山鉾の装飾品が一つ一つ分解されて展示されることで、祇園祭で見るのとはまったく違う印象をうけました。山鉾が「動く美術館」であると、まざまざと思い知らされます。
定価
2,750 円(税込)
本体 2,500円
在庫状況:
在庫あり(美本なし)
関連書籍
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京都 祇園祭
町衆の情熱・山鉾の風流
定価
2,750 円(税込)
本体 2,500円
在庫状況:
在庫あり(美本なし)
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体裁B5判・250頁
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刊行年月2020年03月
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ISBN978-4-7842-1987-2
内容
目次
ごあいさつ(山鉾連合会理事長/主催者)
京都祇園祭―行事を支える人々と山鉾の美―(村上忠喜)
【図版】
序 章 描かれた山鉾巡行
第一章 記録される祇園祭と山鉾巡行
第二章 山鉾を彩る―飾金具の競演―
第三章 山鉾を彩る―懸装品の美―
第四章 神格化される祇園祭の山鉾
第五章 近代化と祇園祭の山鉾
終 章 そして新しい時代へ
[コラム]
占出山の懸装品と技術革新(橋本章)
山鉾に絵筆を揮った絵師たち(有賀茜)
中近世の祇園祭神輿とその担い手(西山剛)
山鉾紹介/現在の山鉾所在/山鉾巡行コース変遷/祇園祭関連年表
【論考】
祇園祭山鉾の金工(久保智康)
祇園祭・染色幕と懸装―話題の幕を中心に―(藤井健三)
祇園祭の山鉾と信仰(橋本章)
出品資料解説
参考文献
出品資料一覧(日本語・英語)
関連リンク
紹介媒体
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京都新聞2021年7月1日付 25面『図録物語』
2021年7月1日