“19世紀における国際環境の中で、明治維新を考える”という京都大学人文科学研究所の共同研究「明治維新期の社会と情報」の研究成果をまとめたもの。政治史、文化史、思想史、精神史を融合した“政治文化”という視点から、明治維新期の諸問題にアプローチを試みた一書。
定価
5,940 円(税込)
本体 5,400円
在庫状況:
在庫あり
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明治維新期の政治文化
定価
5,940 円(税込)
本体 5,400円
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在庫あり
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体裁A5判・390頁
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刊行年月2005年09月
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ISBN4784212620
内容
目次
はじめに(佐々木克)
【第一部】
大名家祖先の神格化をめぐる一考察 ―熊本藩を事例として―(岸本覚)
幕末異国人情報と伊勢神宮(塚本明)
幕末大和の豪商と雄藩 ―高田の村島氏一族と長州藩との物産交易をめぐって―(谷山正道)
攘夷・鎖港問題をめぐる老中水野忠精の情報収集(佐藤隆一)
情報戦としての将軍進発問題 ―将軍進発要請期の江戸幕閣再考―(奈良勝司)
【第二部】
佐賀の乱と情報(落合弘樹)
大久保利通と佐賀の乱 ―明治七年の大久保の位置―(佐々木克)
説教の位相 ―筑摩県における教導職―(谷川穣)
朕は汝等軍人の大元帥なるぞ ―天皇の統帥命令の起源―(永井和)
紀念祭の時代 ―旧藩と古都の顕彰―(高木博志)
『平安通志』の構成と「志」の構想(小林丈広)
おわりに(佐々木克)
紹介媒体
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日本歴史705号
2007年2月1日
友田昌宏