幕末・維新の西洋兵学と近代軍制
定価
6,930 円(税込)
本体 6,300円
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幕末・維新の西洋兵学と近代軍制

大村益次郎とその継承者

竹本知行 著

  • 体裁
    A5判上製・340頁
  • 刊行年月
    2014年12月
  • ISBN
    978-4-7842-1770-0

著者・編者略歴

たけもと・ともゆき・・・1972年山口県生.1996年同志社大学経済学部卒業.2005年同志社大学大学院法学研究科政治学専攻博士後期課程退学.2008年 同志社大学博士(政治学).同志社大学法学部助教.

内容

幕末・維新の動きの中で、先人たちは国際環境に自らをどのように位置づけ、どのように西洋から兵学を受容し軍制を確立していったのか――。日本という近代国家形成と国民形成の推進に大きな役割を果たした軍隊の創設の軌跡を、大村益次郎とその遺志をついだ山田顕義らの動向にたどり、その政治史上の特性を探る。

目次

序 章
第一章 幕末期における洋式兵学の位相
  海防と兵学/軍事科学としての洋学/長州藩の天保の改革/西洋兵学の跛行的進歩/西洋兵学の原典への接近
第二章 大村益次郎における西洋兵学の受容
  宇和島における大村/江戸における大村/長州藩の安静の改革/大村の長州藩出仕/博習堂と大村/長州藩の攘夷決行と大村
第三章 大村益次郎における西洋兵学の実践―幕末
  「正義派」クーデタと新体制の発足/長州藩の慶応の改革/第二次幕長戦争のテキスト/西洋兵学の実践―第二次幕長戦争における大村の作戦
第四章 大村益次郎における西洋兵学の実践―明治
  新政府部内における兵制をめぐる対立/対立の構造と展開/大村の建軍構想―「朝廷之兵制永敏愚按」/大村における兵式の問題/明治維新史における大村の位置
第五章 大村益次郎の遺訓
     ――大島貞薫と大坂兵学寮の創業――
  大村の横死と兵部省の混乱/大坂兵学寮の操業/大坂兵学寮と「風聞書」/大坂兵学寮における大島―「風聞書」の起草者を追う/大坂兵学寮の内実
第六章 遺訓の実現
     ――陸軍の仏式統一と「徴兵規則」の制定――
  陸軍における仏式統一/「徴兵規則」の制定
第七章 廃藩置県と徴兵制度の確立
     ――「徴兵規則」と「徴兵令」の関係性――
  内憂の高まり/四藩徴兵の瓦解/西郷出仕と三藩御親兵の設置/廃藩後の軍制整備/徴兵制度の確立
第八章 徴兵令と山田顕義
  「徴兵令」と各種の反対論/山田「建白書」の内容/岩倉使節団における山田/「建白書」の行方
終 章 


関連年表/あとがき/索引(人名・事項)


関連年表/索引

紹介媒体

  • 「近時新聞」20号

    2014年12月

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  • 「近時新聞」20号

    2014年12月

    紹介

  • 「中国新聞」

    2015年1月20日

    紹介

  • 「朝日新聞」

    2015年2月4日

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  • 「山口新聞」

    2015年2月17日

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  • 「毎日新聞」朝刊

    2015年4月1日

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  • 『歴史読本』60巻4号

    2015年4月6日

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  • 「読売新聞」

    2015年3月29日

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  • 『同志社時報』140号

    2015年10月

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  • 『軍事史学』51巻2号

    2015年9月

    幡新大実

    書評

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