漱石の文学がどのような思想と背景のもと生み出されたのか、また日本を含む東アジア文化圏においてどのように受け入れられ、どのような影響を与えてきたか、「<漱石>への水脈」と「<漱石>からの水脈」という二つのテーマから検証する10篇。漱石ゆかりの熊本大学の教員を中心とした共同研究の成果。
定価
3,080 円(税込)
本体 2,800円
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漱石文学の水脈
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3,080 円(税込)
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体裁四六判・280頁
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刊行年月2010年04月
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ISBN978-4-7842-1506-5
内容
目次
Ⅰ <漱石>への水脈 ――その摂取と受容
「死んでも自分はある」か ──ジェイムズ、フェヒナー、ベルクソンと漱石──( 佐々木英昭・龍谷大学国際文化学部教授)
『倫敦塔』の視覚芸術的手法( 田中雄次・熊本大学名誉教授)
若き漱石の英国「自然詩」研究( 吉田正憲・熊本大学名誉教授)
夏目漱石の英詩 ( 西川盛雄・熊本大学名誉教授)
[研究コラム]漱石漢詩注釈拾遺( 金原理・熊本大学名誉教授)
Ⅱ <漱石>からの水脈 ――その影響と照応
「時」の力にあらがう「文学」──豊子?祥『縁縁堂続筆』と夏目漱石『硝子戸の中』──( 西槇偉・熊本大学文学部准教授)
<散文>と<詩>の出会うところ ──夏目漱石と萩原朔太郎──( 坂元昌樹・熊本大学文学部准教授)
漱石と芥川──特にハーン、アナトール・フランス、メリメとの関連において──( 福澤清・熊本大学文学部教授)
独訳『三四郎』の基礎的研究 ──日本文化の翻訳をめぐって──( 徳永光展・福岡工業大学社会環境学部准教授)
[研究コラム]書物としてのミュージアム──「夏目漱石内坪井旧居」の時空を考える── (溝渕園子・熊本大学文学部准教授)
紹介媒体
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「熊本日日新聞」
2010年9月5日
清水孝純
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「熊本日日新聞」
2010年7月14日
井上智重
トモさんの読みながら書く