春の桜爛漫から始まり、客殿板間に季節の色を写し出す新緑の「床みどり」、秋の「床もみじ」、冬の「雪化床」(ゆきげしょう)――四季の美しさで巷に知られた門跡寺院、実相院。そんな格式ある実相院の内情について、できる限りの探求を試みた最初の研究書。総論と各論から構成され、各論では建築・庭園・絵画・彫刻・文学・史料それぞれの専門研究者が最新の調査研究成果を執筆。
平成28年2月20日(土)~4月17日(日)京都府京都文化博物館にて開催の「実相院門跡展――幽境の名刹――」にあわせて制作し、各部屋に配される狩野派の障壁画をはじめ、見ごたえある出品作品の一部をカラー図版に収める。
定価
2,200 円(税込)
本体 2,000円
在庫状況:
在庫あり
関連書籍
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京都 実相院門跡
定価
2,200 円(税込)
本体 2,000円
在庫状況:
在庫あり
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体裁B5判並製・144頁
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刊行年月2016年02月
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ISBN978-4-7842-1835-6
内容
目次
ごあいさつ(実相院門跡 原 敬泉)
はじめに
〈カラー図版〉
〈論 考〉
総 論 洛北岩倉と実相院門跡(宇野日出生)
第一章 構造のけしき 貴族邸宅の遺構(日向 進)
第二章 空間のよそおい 門跡寺院特有の庭(今江秀史)
第三章 美のしつらい 実相院の襖絵(奥平俊六)
第四章 信仰のかたち 不動明王立像をめぐって(井上一稔)
第五章 文事のせかい 洗練された教養・風雅な生活(廣田 収)
第六章 史料のかたり 中世の実相院と大雲寺(長村祥知)
大雲寺力者と天皇葬送(西山 剛)
門跡の生活(佐竹朋子)
〈年譜 実相院門跡〉
あとがき(宇野日出生)
関連リンク
紹介媒体
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「中外日報」
2016年2月26日
中外図書室
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『リポート笠間』No.60
2016年5月
川崎佐知子
紹介