仏教美術を学ぶ
定価
3,300 円(税込)
本体 3,000円
在庫状況: 品切

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内容

『日本仏教美術史研究』(1984年)、『続日本仏教美術史研究』(2006年)、『続々日本仏教美術史研究』(2008年)の刊行に引き続き、五〇年以上の長きにわたる中野美術史学の軌跡を、加須屋誠との対談をとおして振り返り、仏教美術を学ぶことの課題・方法・魅力を余すところなく収録。ソフトな文体で読みやすく、仏教美術の入門書としても最適な一書。

目次

*目次*
第1章 神護寺薬師如来立像をめぐって  
神護寺薬師如来立像の姿かたち/木彫発生の歴史的背景/厭魅と悔過/神護寺薬師如来立像の造像理由/異説と反論

第2章 六道絵と来迎図  
卒業論文にまつわる思い出/仏名懺悔/北野天神縁起絵/天台宗の六道絵/閻魔天から閻魔王へ/山越阿弥陀図/転法輪印阿弥陀来迎図/鏡弥勒像

第3章 密教の絵画と図像  
密教図像の研究/十二天画像と不動明王画像/曼荼羅の発見/再び密教図像について

第4章 社寺縁起絵の世界  
社寺縁起絵とはなにか/社寺縁起絵の成立/縁起絵巻と掛幅縁起絵/奈良国立博物館「社寺縁起絵」展の思い出

第5章 東アジアの動物表現  
美術と動物とのかかわり/日本と中国の発掘品にみる動物表現の違い/鳥獣戯画の筆者は誰か/涅槃図の系譜

付録1 中野玄三自筆「山越阿弥陀図(京都・禅林寺)」調書
付録2 京都府亀岡市・出雲大神宮蔵「男神(伝大国主命)坐像」紹介

中野玄三論(加須屋誠)


あとがき
図版一覧

紹介媒体

  • 「読売新聞」

    2014年2月2日

    地域面記事

  • 「奈良新聞」

    2014年1月30日

    記事

  • 「中外日報」

    2014年2月22日

    中外図書室

  • 『月刊美術』4月号

    2014年3月20日

    新刊案内

  • 「仏教タイムス」

    2014年3月6日

    本だな

  • 『UP』第509号

    2015年3月

    佐藤康宏

    日本美術史不案内

  • 『ARAN with shin-nyo』vol.4

    2016年3月

    知識探源

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