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2018年2月、2刷出来

著者・編者略歴

 

わたなべ・ともこ・・・千葉県立保健医療大学教授

つづき・つよし・・・東北大学大学院准教授

内容

世界的にみて、日本人は寿命が長いが、その理由は食生活(特に食事)にあると言われている。
和食はなぜ健康によいのか?
本書では、その秘密を探り、和食と健康について考え、和食を取り入れた健康的な食生活を提案する。


■担当者より■
私たちのまわりには健康情報があふれています。あれを食べるな、これを飲め、どこを揉め、それをせよ...。日本人はどんどん健康になっているようにも思いますが、本書第4章で明らかにされていることは衝撃的です。

各年代の日本食を再現したえさをマウスに与えた実験では、1975年(昭和50)の日本食を食べたマウスが一番「健康」で、それにくらべると、現代日本食を再現したえさを食べたマウスは、明らかに不健康だというのです。
ということは、現在の食生活を続けていくと、日本人はどんどん不健康になっていくのか? それを防ぐには? 
そんな疑問がわいてきますが、答えは本書にあります。

個人的には、健康の鍵は、江戸時代に貝原益軒が『養生訓』で述べたシンプルなメッセージに尽きると思っていますが、それもぜひ本書を参照して下さい。

目次

はじめに

一 今日につながる養生の思想

(一)健康とは
(二)古代中国の食事と健康の考え方
(三)養生訓の世界

二 栄養学を取り入れた近代の健康と食

(一)日本の栄養学の発展
(二)日本型食生活の特徴
(三)和食給食と健康

三 現在とこれからの健康と食
    ―日本型食生活を継承するために

(一)日本の食文化を反映する食品成分表
(二)食事を科学的に考えてみましょう
(三)健康に過ごすための食育の事例

四 日本人の食事の健康度を検証する

(一)健康と食品の機能性研究について
(二)日本人と米国人の食事のちがい
    ―「米+魚食」 VS「 パン+肉食」―
(三)さまざまな有益性がみられた1975年の食事
    ―欧米化の善し悪し―
(四)1975年の食事にみられた長寿効果
(五)1975年の食事とPFCバランス
(六)まとめ

紹介媒体

  • 「食品産業新聞」

    2017年6月8日

    新刊紹介(8面)

  • 『日本調理科学会誌』50巻5号

    2017年

    紹介

  • 『日本家政学会誌』68巻10号

    2017年10月

    露久保美夏

    書評

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