16世紀から17世紀初頭にかけて大坂は都市としてどのような構造と特質を有し、どのような変遷をとげたのか。文献をはじめこれまで未活用だった絵図や出土遺物の墨書など、多彩な史料を駆使して都市大坂の変容過程を具体的に実証し、都市史における意義を明らかにする。
【担当編集者より】
大坂はどんな都市だったのか、地形から地図から史料から、再現していく過程が魅力です。
読後は大阪を実際に歩いてみたくなりました。
土地勘がある方にはとくに、あそこのことか、と楽しんでいただけるのではないでしょうか。
定価
14,630 円(税込)
本体 13,300円
在庫状況:
在庫あり
関連書籍
センゴク・ショクホウキオオサカノトシシテキケンキュウ
戦国・織豊期大坂の都市史的研究
定価
14,630 円(税込)
本体 13,300円
在庫状況:
在庫あり
-
体裁A5判上製・584頁
-
刊行年月2019年03月
-
ISBN978-4-7842-1963-6
内容
目次
第一部 中世大坂の歴史環境と都市
第一章 中世大坂の道
第二章 『日本一鑑』所収「滄海津鏡」の基礎的検討―十六世紀大阪湾周辺の地形と港湾都市
第三章 渡辺の都市構造
第四章 中世上町台地の宗教的様相―四天王寺を中心に
第五章 摂津国平野の成立と変容
第二部 寺内町の成立と展開
第一章 真宗寺内町の構造と展開―山科寺内町を軸に
第二章 蓮如の大坂進出の前提―浄照坊の動向を中心に
第三章 大坂寺内の空間構造―古地形と町の観点から
第四章 摂河泉における戦国期本願寺の地域編成
第五章 中近世移行期における在地寺内町の動向―摂河泉を中心に
第三部 豊臣大坂城下町の成立と展開
第一章 豊臣大坂城下町の建設―初期を中心に
第二章 文献史料からみた豊臣大坂城の空間構造
第三章 文献史料からみた豊臣前期大坂城の武家屋敷・武家地
第四章 豊臣期大坂城下町の寺町考―城南寺町を中心に
第五章 大坂の陣後の町の復興と玉造地区の武家地転換―高津屋史料の紹介をかねて
補論1 「丁目」史料からみた豊臣大坂城下町の空間構造
補論2 「石山」呼称の再検討―豊臣大坂城評価の観点から
結論と展望
初出一覧
あとがき
挿図出典一覧
索引
関連リンク
紹介媒体
-
「南御堂」第682号
2019年4月1日
今月お勧めの書籍紹介
-
『日本歴史』第863号(2020年4月号)
2020年4月1日
安藤 弥
書評と紹介