祭祀儀礼に用いられる太鼓や鈴・鉦の音楽的な機能と本質はどこにあるのか―祭祀儀礼の音をさぐるフィールドワークと象形文字に発した古代漢字(音・楽・鼓など)の分析を重ね合わせることによって神霊と音のさまざまなすがたを明かす。
定価
3,850 円(税込)
本体 3,500円
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在庫あり
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定価
3,850 円(税込)
本体 3,500円
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体裁A5・196頁
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刊行年月2002年02月
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ISBN4784210954
内容
目次
序 章 祭祀儀礼音楽研究序説―漢字文化記号論のために―
音楽への総合的・学際的なアプローチ
東アジア文化研究と漢字
漢字文化記号論
漢字文化と祭祀儀礼音楽
東アジアの自然と文化
第1章 神霊の音ずれ―祭祀儀礼音楽の機能と本質―
能登の音探索
音の「召喚機能」
神霊の音ずれ
霊の音・神の音
雨乞の鐘
神・人の共楽
第2章 水の神・音楽の神―祭祀儀礼音楽の源流と伝統―
水の神の神話と神像
楽の神とその正体
巫と舞雩
もう一つの「漢」字文化記号論
巫俗儀礼と巫文化の展開
第3章 祭神・祭礼の諸相―祭祀儀礼音楽の形態と様式―
播磨国総社と兵主大神
湯立ての神事
四方舞と音楽
巫女の口寄せ
口寄せの儀礼と音楽
天神祭とだんじり
祭祀儀礼音楽の様式特徴
雷神としての天神と催太鼓
第4章 楽の器―祭祀儀礼音楽の音具・楽器―
「カネ」の類
鐘と鈴の類
太鼓の類
雨乞の甕
笛、琴その他
日本語音声記号論のために
終章 銅鼓のコスモロジー―視野の拡大と比較・検証―
銅鼓の世界
銅鼓のコスモロジー
「螞拐節」と雨乞の伝説