異邦から/へのまなざし
定価
3,080 円(税込)
本体 2,800円
在庫状況: 在庫あり

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異邦から/へのまなざし

見られる日本・見る日本

白幡洋三郎 編著

劉建輝 編著

  • 体裁
    A5判並製・256頁
  • 刊行年月
    2017年05月
  • ISBN
    978-4-7842-1896-7

著者・編者略歴

しらはた・ようざぶろう…1949年大阪府生まれ.
現在,中部大学人文学部特任教授,国際日本文化研究センター名誉教授.
農学博士(京都大学).

りゅう・けんき…1961年中国遼寧省生まれ.
現在,国際日本文化研究センター教授.
文学博士(神戸大学).

内容

◎国際日本文化研究センター所蔵の明治~戦前期古写真と外地絵葉書など(外像)を素材に、近代以降、日本とその周縁をめぐる「異邦」のまなざしの往還と交錯を描出する。

◎近代以来、日本という存在がいかに外部から見られ、またいかに外部を見てきたかという表象論的な事象のみならず、日本自身がいかに外部のまなざしを内面化し、そしてそれに基づいて外部を見始めたかという文明論的な継承・踏襲の姿を、浮かびあがらせる。

◎センター所蔵約8万点のコレクションのうち、約500点をとりあげてオールカラーで紹介。日文研創立30周年記念企画。


■担当編集者より■
制作時、たくさんの画像から一定数までしぼる作業があり、これにたいへん時間がかかりました。画像はある程度、ジャンルに分けられていますが、ほとんど直感的に、編者(および編集やデザイナー)が選び出した画像で構成されています。明治~戦前期にかけて、見る/見られるという行為をへた画像が、ふたたび現代において、見る/見られることを通して、どんな化学反応が起こるのでしょうか。

「見る/見られる」行為そのものを、考えさせられる本です。

目次

序言 見られる日本・見る日本
――日文研所蔵「外像」と「外地」絵葉書について(劉建輝)


第Ⅰ部 見られる日本――異邦からのまなざし
 自然/市街・建築/職業/生活/娯楽/遊技/行事/女性・子ども/物語
外国人にとっての<富士山>(白幡洋三郎)


第Ⅱ部 見る日本――異邦へのまなざし
 朝鮮半島/旧満州/旧蒙疆地域/中国北部/中国南部/大陸風俗/台湾/南洋


第Ⅲ部 受け継がれるまなざし――異邦から/へのまなざし

映像資料の収集について―あとがきにかえて(白幡洋三郎)

紹介媒体

  • 「朝日新聞」夕刊

    2017年5月29日

    紹介(5面 文化)

  • 「京都新聞」

    2017年6月7日

    紹介(10面 文化)

  • 「朝日新聞」

    2017年6月18日

    紹介(情報ホルダー)

  • 『神社発信』vol.4

    2018年5月18日

    本 読書案内

  • 『京都新聞』

    2023年12月6日

    「日文研で座談会 写真絵はがきから近代東アジアを考える」

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